皆さん家庭で出る生ごみの処理はどうやっていますか?
そのまま燃えるゴミに捨てたりディスポーザーがある方はそこに入れたり、また庭に埋めている方など、住んでいる場所によってそれぞれ捨て方は異なると思います。
しかし生ごみは毎日出るものでもあり、処理をしっかりしないと匂いや虫が湧いてしまう原因にもなります。また水を含んでいるので重さもあり捨てるのが大変で生ごみの処理に困っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回我が家の生ごみ事情についてお話ししていきたいと思います。
我が家も今までは燃えるゴミとして生ゴミを処理していましたが、ゴミ袋の値段が高くなったこともあったり、毎回ゴミを出すのも大変ということで、ある方法を使用して生ゴミの処理をすることにしました。
その方法が経済的にも環境にも非常に良い方法だったので、今回紹介させていただきます。
それでは解説していきます。
- 2021年にトヨタホームで家を建てました
- 長野県在住
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- 生ごみの処理は自宅でやってます!
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生ゴミを資源に!?コンポストで作る堆肥
結論から言ってしまうと、我が家の生ごみはコンポストと呼ばれるもので処理をしています。
コンポストとは様々な種類がありますが、自然の力自然にいる微生物を利用して生ごみを処理、堆肥化する方法です。
正しい方法で行えば半永久的に使うことができ、また良質な堆肥を作ることが可能です。
生ゴミは貴重な資源になる、家庭菜園やっている方は捨てては勿体無い
生ごみは80%が水分というご存知でしょうか?
また生ごみには栄養がかなりあり、それを利用して作る堆肥は非常に栄養があります。
自然に自然のものを使っているので、健康にも良くまた生ごみ堆肥で作った野菜は非常に成長が良いと聞きます。家庭菜園をやられている方はご存知かと思いますが、植物の成長にかなり重要な役割を担っています。
微生物いっぱいの堆肥を使うことで、健康で丈夫な野菜を育てることができます。
我が家ではコンポストを使い生ゴミを堆肥にしている
我が家で使っているコンポストの紹介
コンポストは様々な種類があり、箱タイプだったり段ボールで作ったりバケツで作ったりいろいろな方法があります。我が家で使っているコンポストは布製のバックタイプのものを使っています。
こちらを選択した理由はいくつかありますが、そちらはメリットの部分で解説していきたいと思います。
こちらのコンポストは同じものを2つ用意して1週間ごとに生ごみの投入を入れ替えています。
1週間ごとに分ける理由としては毎日約300グラムほどの生が出るため毎日入れてると微生物の分解が追いつかずコンポストの中身が生ゴミだらけになってしまいます。
そこで、1週間ごとに生ゴミを入れるのをローテーションすることで生ごみだらけになることなくうまく分解することができています。
キッチンから出たゴミをストッキングの網で水分をなくして捨てている
生ごみを出す際に注意している事はできるだけ水分を切るということです。
水分が多すぎてしまうとべちゃべちゃになり、コンポスト内カビの発生につながります。なのでできるだけ水分が切れるよう三角コーナーを使用する必要があります。
また三角コーナーには、ダイソーで購入可能なストッキングタイプの水切りネットを使用しています。この三角コーナーは非常にシンプルでとても使い勝手が良く、またダイソーのストッキング型ネットとの組み合わせも良く非常に満足しています。
シンプルな作りなので汚れも目立たず、お手入れも簡単な点も嬉しいですね。
コンポストで生ごみ処理|詳しいやり方
次にコンポストの詳しいやり方について解説します。
いろいろな方法がありますが、我が家が使っている方法を紹介しますので、よければ参考にしてください。
まず中に入れる生物資材ですが、我が家はダイソーで購入可能なココピートを圧縮したものを2つ使用しています。
『ココピート』は、主にインド、スリランカで栽培されているココナッツの殻の内皮にある繊維や粒を原料とした、天然有機質100%の土壌改良材です。地球環境保護への関心が高まる中、ロックウールやピートモスに代わる土壌改良材として、ヨーロッパやアメリカを中心に普及が進んでいます。また、土壌改良材以外にも養液栽培用の園芸培土(培地)としても利用されます。
作り方①ココピートを水につけ戻す
まずダイソーで売っているココピートを圧縮したブロックを2つ用意します。
それを大きなバケツもしくはたらいに入れその中に水を入れます。
そしてそのまましばらく放置するとココピートのブロックが水を吸収し、大きく膨らみほぐせるようになります。画像のように全体的にほぐれれば完成です。
ここまでなるのに30分以上かかるため、あまり焦らないように待つようにしましょう。
作り方②材料を混ぜる
先ほど作ったココピートにコンポストで使用する材料を全て混ぜていきます。
- ココピート
- 米ぬか
- コンポスト資材
米ぬかは精米機の横にある「米ぬかハウス」と言うところで無料でもらうことができます。基本的に1年中もらうことができますが、もらう際には、ビニール袋、手袋、また汚れても良い靴が必要ですので準備していくようにしましょう。
また米糠ハウスによってはスコップなど米ぬかをすくう道具が備えていない場合もあるので、ご自身でスコップを持っていくと完璧です。
靴に関しては米ぬかハウスの床が米ぬかまみれのため、靴の裏に米ぬかが大量につきます。その状態で車に乗ってしまうと、車が米ぬかで汚れてしまうので、汚れるのが嫌な方は必ず別の靴を用意するようにしましょう。
またコンポスト資材と言う微生物を入れる必要がありますが、今回僕が使ったのはアイリスオーヤマのコンポスト資材と呼ばれるものです。
別件なのですが、このコンポスト資材の中身をよく見ると馬糞との記載が。
馬糞と言うのは牛糞、鶏糞その他堆肥と比べて微生物の量が多い
なので最初はこのコンポスト資材を購入してコンポストをやってみるのをお勧めしますが、だんだん慣れてきたら直接馬糞でできた堆肥を購入し入れてもやっていることと同じになるのではないかと思います。
馬糞の堆肥を買った方がこのアイリスオーヤマのコンポスト資材よりも安く済みます。
直接微生物を購入すると言う方法もあり、有名なカルスNCRと言う資材を購入する方法もあります。材料を全部入れ終えたらしっかり混ざるようにバックを回転させましょう。
この状態ですぐ生ごみ入れても構いませんが、多少日にちを置き微生物が増えるのを待った方が生ごみの分解が速くなります。
生ゴミの捨て方
生ごみの捨て方ですが、キッチンで出たゴミを容器に入れ、コンポストのある場所まで行きます。そしてコンポストの蓋を開け生ごみを投入します。
そしてコンポストの蓋を閉めバックを2、3回ひっくり返します。そうすることでコンポストの中が攪拌(かくはん)され生ごみの分解が早くなります。攪拌することで、全体的に空気が行き、生物の活動が活発になるそうです。
バックタイプのコンポストにしている理由がここにあり、簡単にひっくり返すことができる点で、このバックは非常に使い勝手が良いのでオススメです。
コンポストに捨てられるもの
次にコンポストに捨てて良いものを解説します。基本的に有機物であれば捨てることが可能です。
リスト化しましたので、参考にしていただけるとうれしいです。
- 生ごみ、(できるだけ細かく刻んだほうがいい雑)
- 草、葉っぱ
- 使い古した土、腐葉土
- 油(天ぷらとかの)
- コーヒーカス
しかし捨てられるけど分解するのが遅いものも存在します。
1つ例をあげると卵の殻です。卵の殻は非常に分解するのが遅く、ご覧の通り2ヶ月以上前にコンポストに投入した卵の殻がまだしっかり残っています。
気にならない方は別にこのまま少し砕いて畑に投入しても構わないと思いますが、少し気になる方は卵の殻入れないようにしたほうが良いかと思います。
捨ててはいけないもの
次に捨ててはいけないものを解説します。
基本的に生ごみであれば捨てる事は可能ですが、分解時間が分解に時間がかかり、いつまでも分解されないものもありますので、注意が必要です。
大きな骨、例えば鳥の骨などこちらはかなり分解に時間がかかります。想像してもらうとわかりますが、やはり硬くて硬いので分解にも時間がかかるようです。
毎日出るものでもないので、これだけであれば燃えるゴミ捨ててしまってもいいかもしれません。
メリット
ここまで読んでいただき、「コンポスト初めてみようかな」と思っている方にコンポストのメリット・デメリットを解説したいと思います。
メリットはこちら。
- 残飯や雑草などの有機物ならなんでも捨てられる
- 毎日捨てることができる
- 栄養豊富な堆肥ができる
残飯や雑草などの有機物ならなんでも捨てられる
メリットは、残飯や雑草など有機物であれば何でも捨てられる点です。
生ごみは生ごみを始めとして庭で庭に生えてきた草なども捨てることができます。また根っこがついたまますててもコンポスト内に光が入らないため、草は自然に消滅します。
草取りで取った腐って、意外と処分に困って燃えるゴミになってしまうことも多いですよね。しかし草もせっかく生えてきたものなので、有効に使うようにしたいです。
コンポストに入れてしまうのをお勧めします。ゴミ袋の削減にもなります。早く分解するために小さく刻んで入れるとなお良しです。
毎日捨てることができる
こちらは捨てる量にもよりますが、基本的に毎日捨てることができます。
生ごみってどうやっても毎日出てしまいますし、毎日の積み重ねなのでかなりの量になります。
それを毎日捨てることができ、しかも良質な堆肥にできると言うのは非常に良い点ではないでしょうか。
栄養豊富な堆肥ができる
先程とつながってくる点ですが、生ごみを捨てる処理+良質そして生物豊富な堆肥が作る堆肥を作ることができます。
この堆肥で作った野菜は非常に成長が速くまたしっかりとしているので丈夫な野菜元気に野菜を育てることができます。
地球にも非常に優しく化学肥料を使わない方法もできるので、とてもオススメです。
デメリット
次にコンポストのデメリットについて解説します。
- 虫が来る
- 臭い(匂い)
- 家庭菜園していない人は堆肥いらない問題
虫が来る
生ごみを捨てているため、やはりどう頑張っても虫が来ます。
実際にやってみるとわかるのですが、生ゴミを入れて生ごみを入れてかき混ぜたときにほんのり生ごみの香りがします。
例えばバナナの皮やネギなどを捨てると、かなり臭いがきます。
春から秋にかけてやると必ず虫が寄ってくると思いますので、虫が嫌いな方はあまりお勧めできません。
臭い(匂い)
そして臭いと言うのもやはり発生してしまいます。
生ゴミの腐ったような匂いはしませんが、生ゴミを分解して発酵している甘い匂いがします。
わかりやすく言うと土の匂い、園芸店などで売っている培養土の匂いのような感じの感じがします。
家庭菜園していない人は堆肥いらない問題
家庭菜園やお花などを作っていない方にとって堆肥は必要ない物です。
コンポストですと堆肥ができてしまうのでその堆肥を使っていかなければなりません。
そもそも使う道使い道がない方にとって今度は逆に堆肥が邪魔になってしまう可能性があります。
なので、これを機に軽く花などを植えてみてはいかがですか。
まとめ、コンポストは地球にも経済的にもいい!
いかがでしたか?
今回は我が家の生ごみ事情とおすすめのコンポストについて解説しました。
我が家も生ごみの処理に困っていて調べて行った結果、コンポストと言うものにたどり着き今に至ります。
成功するまで時間はかかりましたが、今使っているバックタイプのものにしたおかげで、水でびちょびちょになることなく、むしろ堆肥の中がカラカラの状態を常にとっているため、臭いの発生も少なく毎日生ゴミを処理しています。
「ゴミの量が減ってゴミ袋の消費が減った」と妻から感謝されるようになりました。
この記事を読んでコンポストでの生ごみ処理を初めてみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございます。
※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。
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