トヨタホームが採用している全館空調システム「スマート・エアーズ」。
スマート・エアーズについてこんな悩みはありませんか?
- トヨタホームでスマート・エアーズを採用したいけど
- エアコンやほかのメーカーの全館空調と比べて何がいいのかわからない
- 実際に使っている人のリアル声を聞きたい!
トヨタホームで全館空調を採用すると約100万のコストがかかります。各部屋に1つエアコンを用意するよりもかなり高い金額になってしまいます。
この記事では、実際に住んでみてわかる「スマート・エアーズのメリットとデメリット」を解説します。
採用するときにスマート・エアーズのメリットとデメリットを知っているのと知らないのでは採用後の後悔がなくせます。
それでは解説していきます!
- 2021年にトヨタホームで家を建てました
- 長野県在住
- 家族|妻、長女(4)長男(1)
- X(旧 Twitter)|Instagramやってます!
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スマート・エアーズとは?
スマート・エアーズについて簡単に説明します。
スマート・エアーズとは、トヨタホームのオリジナル全館空調システムになります。
製造しているのはグループ会社の「デンソーエアクール」です。
スマートエアーズは2015年にグッドデザイン賞を受賞しています。
詳細はこちら≫https://www.denso-aircool.co.jp/news/192.html
2022年11月現在は「スマート・エアーズプラス」という名前になりグレードアップしています。
床下にも断熱材と空調が入りました!
スマート・エアーズの特徴
大きな特徴として、1階と2階で温度調節できるということです
全館空調はいろんなハウスメーカーが独自の名前で商品化しています。その多くが1つの空調システムで家全体の温度を管理しているものが多いです。
それに対してスマート・エアーズは1階と2階が独立した「2in1システム」。
つまり1階と2階に機械が1つずつあり独立しています。そのためフロアごと温度調節が可能になっています。
また、スマート・エアーズとは別に「ピュア24セントラル」と呼ばれる、24時間熱交換換気システムがあり2時間に1回家の空気を自動で換気してくれるというものがあります。こちらは標準装備品。
トヨタホームはこの2つの設備で快適な空調を実現しています。
関連記事:ピュア24セントラル|トヨタホームの24時間換気システムとは?
スマート・エアーズのメリット
それでは、スマート・エアーズのメリットについて書いていきます。
大きなメリットとして僕が考えるのはこの3つです。
- 家全体の温度が同じ(ヒートショック防止になる)
- 1階と2階が独立していて、1階と2階で温度を変えることができる
- 家の中、外がすっきりする
- 虫の侵入がない
順番に細かく解説していきます。
家全体の温度が同じ
全館空調の醍醐味、家のすべての部屋の温度が同じこと。やはりこれが1番のメリットではないでしょうか?
普通の家だと人のいる部屋のみエアコンが効いていると思います。それだと玄関や洗面所の温度が外気温と近くなり温度差ができてしまいます。「熱い」「寒い」と感じるだけなら問題はないですが、
急激な温度変化が原因の「ヒートショック」が起こってしまう可能性があります。
ヒートショックとは、暖かい場所から寒い場所に移動したときなど体に激しい温度変化を感じることで起こる状態。
このヒートショックで亡くなってしまう人は年間14,000人。特に冬の入浴時に起こりやすい。
スマート・エアーズにすると、家全体の温度が同じになるので家の中で激しい温度変化というものが起こりにくいです。
家族に高齢な方がいるならヒートショックのリスクを減らすために導入を検討したほうがいいと思います。
1階と2階で温度を変えることができる
特徴の部分で少し触れましたが、スマート・エアーズは1階と2階で別々の機械のため温度を変えることができます。
多くの全館空調は家の温度がすべて同じになるので、1階と2階で温度を変えることができるスマート・エアーズは大きなメリットといえます。
また全館空調の機械が故障していまうことも考えなくてはいけません。めったに起こることではないですが、もし故障していますと家の中すべての部屋で空調が効かなくなってしまいます。
しかし、スマート・エアーズだと最悪故障してもどっちかの空調は生きているので、家全体が空調聞かなくなって住まうことがありません。
1階と2階が同時に故障するということも考えられますが、その可能性はとても低いです。
家の中、外がすっきりする
エアコンを設置すると天井付近の壁にエアコン本体が取付られます。それが各部屋にあるとやっぱり見た目があまり良くありません。
室外機についてもエアコンの数だけ外に設置しなくてはいけないので外のスペースもとってしまいます。スマート・エアーズなら1階と2階用で2つだけ外に室外機があればいいのです。
スマート・エアーズ(全館空調の)だと部屋の中には何もないです。あるのは「吹き出し口」だけなので部屋全体がすっきりします。
吹き出し口は1階は床にあり、2階は天井にあります。
虫の侵入がない
エアコンの隙間から「G」が入ってきた!
よく聞きますよね。
スマート・エアーズは大きなエアコンです。室外機があります。
そのため室外機のダクトから虫が入ってくるのではないか心配になりませんか?
しかしスマート・エアーズは対策がしてあり虫が入って来れないような設計になっています。
どのような設計になっているのか詳しく解説した記事があります≫https://emerarudonoki-blog.com/smartairs-cockroach/
なのでスマート・エアーズから虫が侵入してくるといったことはあり得ません。
実際住んでいて虫が入ってきたことはありません。
スマート・エアーズのデメリット
スマート・エアーズにもデメリットがあります。使ってみて感じたことを書きます。
大きなデメリットとして僕が考えるのは、次の4つです。
- 乾燥する
- 初期投資が高い
- メンテナンス頻度
- 固定資産税が高くなる
乾燥する
冬場の暖房はとても乾燥します。
家を建ててくれた現場監督さんに「スマート・エアーズは乾燥するので、加湿器を用意しておいてください」と言われました。
実際に使ってみて、湿度を測ってみました。
結果、湿度20%の時がありました。寝る時も乾燥するので加湿器は必須です。
でもその分洗濯物を室内に置いておくと朝には乾いています。
トヨタホームの家1年間の湿度の変化を記事にしました≫https://emerarudonoki-blog.com/toyotahome-humidity/
初期費用が高い
各部屋にエアコンを設置するより全館空調を採用するほうが金額は高くなります。
スマートエアーズは約100万円。
メンテナンス
家の1階と2階に空気の吸い込み口があります。そのフィルターの掃除を2週間に1回やらないといけません。
一般的なエアコンに比べてメンテナンスする回数が多いです。
操作盤にフィルター掃除の通知が来るので、その時のフィルターを掃除機で吸い取ります。
固定資産税が上がる
スマート・エアーズに限らず、全館空調を採用すると「固定資産税」が増えます。
全館空調ではなく各部屋にエアコン設置だと固定資産税はかかりません。
このことは住宅メーカーから説明はありませんでした。営業マンにもよると思いますが、説明がない可能性があるので、前提知識として知っていたほうがいいです。
関連記事:トヨタホームの家(新築)の固定資産税はどのくらい?我が家の固定資産税の合計をブログで解説します!
まとめ
いかがでしたか?今回はトヨタホームの全館空調「スマート・エアーズ」ついて解説しました。
初期投資は高くつきますが、家全体が同じ温度という快適なものを得ることができます。
家の空調がエア感がいいのか全館空調がいいのかそれは家族構成だったり、人の価値観でも決まると思います。
今回の記事に書いてあるメリット、デメリットを参考にしてスマート・エアーズを導入するか検討ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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