今回はぶどう棚の作り方を解説します。
- ぶどうの苗木を購入した。
- そのためぶどう棚が必要になったが作り方がわからない。
ぶどう棚を作りたいけどどうやって作ればいいかわからない。
そんな方に向けた記事になっています。
今回は単管パイプで、できるだけ安く簡単に作っていくをテーマにブドウ棚を作っていきます。
それでは解説していきます。
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シャインマスカット用のぶどう棚を自作する計画始動
今年の4月にシャインマスカットの苗を購入しました。
植え付けから部屋の中で苗を管理、そろそろ外に出さなければなと思い製作を開始しました。
本来は植え付けと同時もしくはブドウ棚を先に作っておく方がいいです。
ぶどうの木と言うのはつる状に成長していきます。そのため、支柱が必要で、また外で栽培する際にもブドウ棚が必要になります。
設計図作成
葡萄棚を作る上で掲げたテーマがあります。
できるだけ簡単に作る
普段使っているわけでもないので、しっかりと作れるかどうか少し不安でした。
そのためできるだけ簡単に作れるように設計します。単管パイプは1メートル、2メートル、3メートル、と長さが決まっています。
単管パイプを切断するのは道具があれば簡単です。またホームセンターでお願いすれば、お金は支払うことになりますが、カットしてくれるそうです。
しかし、カットをお願いするのも何となく嫌だ。
そんな人もいませんか?僕自身そうでした。
自分で切るのも手間がかかります。パイプカッターやグラインダーなど使えば切ることもできますが、おそらくこれを持っている人は多い多くないです。
パイプを切るのにわざわざ買いますか?
なので、今回は全て規格品のパイプを使って制作します。
すべて2メートルを使います。
2メートルを使う理由は、「自分で運べる単管パイプが2メートル以下の長さしか運べなかったから」
2メートルなら軽自動車でも運ぶことができます。
僕自身の普通乗用車ですが、小さめの自動車に乗っています。それでも充分画像のように運ぶことができました。
車汚くてごめんなさい
基礎について
皆さんの庭の土ってどんな感じですか?
画像のようにスコップが入る庭では単管パイプをそのまま地面に埋め込むことで固定することができます。
しかし、我が家の土地を見てもらうとわかるんですが、石と砂が混ざっておりスコップが入らないです。
スコップが入らないと言う事は単管パイプを地面に持ち込むこともできません。
そこで、ぴんころとモルタルを使った基礎を作成し、そこへ単管パイプを固定する方法を選択しました。
この方法を使うことで、単管パイプを地面に突き刺す長さが短くなります。約30㎝くらいです。しかも打ち込む必要がなく、音もしないので、近所迷惑になることがありません。
ぴんころに開いている穴に単管パイプを差し込むだけなので女性でもできます。
シャインマスカットは雨に弱いので屋根も作る
シャインマスカットは雨に弱いです。
雨に当たると、そこから病気が発生しやすくなるそうです。
なので可能であれば雨除けを作った方が良いとの事だったので、屋根を作ることにしました。
屋根は太陽の光を通さなければいけないので、ビニールもしくは波板の透明な物どちらかにしようと思っています。
波板で作るととても頑丈になって良いのですが、僕の住んでる地域は雪がかなり降ります。
冬場は屋根を外す予定なので、簡単に外せるよう屋根の素材はビニールで作ることにしました。
ホームセンターで資材購入
購入した物の一覧はこちら。コメリと綿半で購入。
商品名 | 1つ当たりの値段 | 数量 | 合計金額 |
---|---|---|---|
単管パイプ(2メートル) | ¥1,180 | 10本 | ¥11,800 |
直行クランプ | ¥288 | 12個 | ¥3,456 |
ピンコロ | ¥548 | 4個 | ¥2,192 |
インスタントモルタル | ¥598 | 4個 | ¥2,392 |
単管キャップ | ¥38 | 16個 | ¥608 |
単管パッキンクリップ | ¥348 | 10個 | ¥3,480 |
ホームセンターに行くと単管パイプの近くに画像のような束石があります。この束石でも問題ないのですが、値段を見てもらうと分かる通り、2500円もします。
それに対してぴんころは1つ500円位で売っています。価格差は約4分の1コストを抑える点でもぴんころがおすすめです。
このピンコロはコメリで購入しました。しかし、全店舗で取り扱っている商品ではないため置いてない可能性があります。そんな時はコメリアプリを利用することをおすすめします。コメリアプリで「単管パイプ ぴんころ」と検索してみて下さい。
そうすると1ページ目に出てくるので、こちらを購入します。購入の手順や方法はまた別記事で開始します。アプリで購入すると家の近くのコメリに送ってくれます。
製作開始
それでは制作していきましょう。
手順①ぶどう棚を作る場所を決める
ぶどう棚を作る場所を決めます。
実際に単管パイプを置いてみるとイメージしやすいです。
今回は単管パイプの長さに合わせて設計しています。そのため適当に場所を決めてしまうと基礎を作った後に長さが足りないなどトラブルが発生します。
大体の位置ができたら次に正確な寸法を出していきます。水糸を使います。
画像のような品を買ってきて水糸を撒きます。そこから少し寸法より大きめの位置でピンを刺し水糸がぴんと張るように下あります。
この時に大体とは言え、正確に位置を出しとかないと後で穴の穴を掘り直すことになります。
僕自身はとりあえず適当でいいやと思い水糸ひきませんでした。そして結果直角に位置決めしたつもりが全然違うところに穴掘っていて掘り直すことになりました。
最初の位置決め、寸法だしは重要!
手順②穴掘り
手順①穴を掘るまず基礎を作るために穴を掘ります。ぴんころが23センチ地面から出る、穴の底に砂利を敷くこのことを考慮し、穴の深さを決めます。
大体40センチくらい掘れば大丈夫。
手順③ピンころの土台つくり(砂利を敷く、転圧)
掘った穴の中に砂利を敷きます。砂利はホームセンターで購入が可能です。しかし我が家では買わずに庭にある大量の砂利で代用しました。
砂利を敷く理由ですが、砂利を敷かないと土台が沈みこんでしまう場合があるそうです。もしかしたら我が家のように砂利がいっぱいもう既にあるような土地では必要ないのかもしれませんね。
砂利を敷き詰めたら転圧していきます。転圧とは地面を硬くすることです。ブドウ棚位ならそこまでの転圧は必要ないので、僕はピンコロでやりました。
ぴんころを両手でもってとんとん叩いて転圧。
この時4か所のピンコロの高さが同じになるように砂利の量を調節
砂利を敷く工程で最も重要なのは、砂利を敷いた時に、ぴんころの高さが一定になるように調整することです。これをしないと出来上がったときの高さがずれてしまいます。
ポイントは砂利を敷く前にピンコロを置いてみるそこに単管を置いて水平器で測り、4か所の穴のうち一番高かった場所を基準にするとラク。
逆にしていますと高いところは調整ができないのでもう1度穴を掘らなくてはいけなくなる。
手順④モルタルで固める
このまま土で埋め戻しても問題ありません。
この状態で地を埋め戻しても、充分基礎として機能しますが、更に強度をつけたい場合は、モルタルで固定します。
今回屋根をつけるため風で葡萄棚が飛んでしまう可能性があります。
風で単管パイプで作ったぶどう棚が飛んでいってしまい、ご近所さんの家や車などに当たって損害賠償請求されると大変ですよね。
なので、僕はしっかり固めるためにモルタルを使いました。
今回使ったモルタルですが、インスタントモルタルと言って水を混ぜるだけですぐ使えるものです。
セメントと砂を混ぜてモルタルを作るのですが、素人には難しいです。また時間もかかりますし簡単にできるインスタントモルタルを使う方がいいです。
少し高くなりますが、素人(初めてやる人)はこちらを使うようにしましょう。
時短になる
いよいよモルタルを練っていきます。モルタルを練るには専用の道具が必要と思いますが、普通のバケツで丈夫です。
僕自身はバケツでやりました。
バケツの中にモルタルを入れ水を入れてスコップで混ぜてで行きます。
この時に注意しなければいけないのは、モルタルは水が入った瞬間に化学反応により硬化が始まります。
再び水を入れれば柔らかくなると言うものではありませんので注意が必要です。
またモルタルはアルカリ性です。必ず手袋、メガネマスクを着用しましょう。
手順⑤砂利の上に練ったモルタルを置く
塗ったモルタルを砂利の上に置いていきます。そしてその上にピンコロを置き水平を出します。
この時に単管パイプを突っ込んで、単管パイプでも水平垂直を見たほうがいいです。
ぴんころの水平を出す目的は、単管パイプを立てたときに垂直が出るためにようにするため。
なので、最初から単管パイプで垂直を出してしまう方法もあります。
手順⑥モルタルで周りを固める
そして水平が取れたら、単管パイプを抜き取り抜き、ピンコロの周りに粉のままモルタルを入れて行きます。粉のまま水を後から入れその場で混ぜてしまいます。
一度バケツに入れて混ぜてその周りに置いてもいいですが、手間でめんどくさいじゃないですか。
その場で混ぜてしまうことで時短にもなります。このやり方は、コメリのYouTubeで見たものなので安心して真似してください。
固まるまで直射日光を避ける、1週間は乾燥させる、翌日には固まっているが内部が固まっていない可能性があるので乾燥期間は長めに取りましょう。
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単管組み立て
基礎が完成したので、いよいよ単管パイプを組み立てていきたいと思います。
手順①4本の支柱
まずはピンコロの穴に柱を立てていきます。
この時先に黄色いキャップを取り付けてからさすことをおすすめします。
後からだと届かない
手順②2本横に連結、水平を取る
次に柱と柱をつなぐように水平に単管パイプを固定していきます。この時に水平器を使って水平が出てるように高さを調整します。
手順③横の単管と連結
さらに先ほどより取り付けた横の単管パイプに対して90度方向に別の単管パイプをつけて四角い箱状のような形にします。
実際に組み立てた様子がこちら。
僕の場合は画像のような感じの連結方法を使いました。
僕自身、単管パイプの連結は今まで下やったことありません。YouTubeを見て真似してやってみることにしました。
実際ものを見て組み立ててみるとまたイメージが違います。
手順④強度アップの為単管追加
ここで、強度アップのために真ん中辺りに違う単管パイプを固定します。
しかし今回のテーマ簡単に単管パイプを切らずに規格品で作るというテーマでやっているので、斜めでやるってなると1メートルを使うことになります。
また今回作っているのはぶどう棚です。横の単管パイプに合わせて誘引する方法をとるので、一石二鳥です。
手順⑤屋根を作る
だいたいの形が完成しました。
次に屋根を作ってきます。屋根の設計に関しては設計ミスです。
結論から言いますが、ビニールで作成したんですが、雨水が溜まってしまい全然だめでした。
あと2ヶ月雨をしのいでくれれば良いので、とりあえず今年はそのまま行きます。来年また屋根の形を考えて作成したいと思っております。
この記事にも追記します。
手順⑥ワイヤ―を張る
葡萄棚でよくワイヤーがぴんと張っているような写真を見たことありませんか?誘引するために必要な作業です。今回僕は針金を使用。
しかし、本来はエクセル線と呼ばれるそれ専用の線があるみたいです。なので、来年はエクセル線を購入して貼り直します。これに関してもまた記事に追記したいと思います。
どうでしょうか?
ついにぶどう棚完成しました。
順調に成長しています!
生育日記はこちら≫https://emerarudonoki-blog.com/shine-muscat-diary-growth/
まとめ
いかがでしたか。
見よう見まねで初めてぶどう棚を作っていましたが、結構うまくできたんではないかと思っています。
葡萄が取れるのは3年後、とても楽しみです。
シャインマスカットの成長に関しましては、今後も随時ブログに載せていきますので、読んでいただけるとうれしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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