こんな悩みはありませんか?
スマートエアーズ(全館空調)を採用したいけど電気代が高かったら嫌だな。
エアコンと比較するとどのくらい違うんだろう。
そこで今回スマートエアーズ1年間の電気代がどのくらいなのか調べました。
またスマートエアーズを採用しなかった場合、エアコンだとどのくらいになっていたのか検証しました。
記事の内容はこちら。
- 【スマートエアーズ】1年間の電気代と消費電力合計
- エアコンとの比較
この記事を読んで実際のスマートエアーズの電気代を理解して採用するのかしないのか判断していただければうれしいです。
それでは解説していきます。
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我が家のスペック(間取り)と稼働条件
電気代ですが間取りや家のスペック稼働条件なので電気代は変わります。
そのため参考までに我が家の条件をご紹介いたします。
我が家はオール電化です!
間取り
1階の間取りはこんな感じです。
- リビング15帖
- スマート和室4.5帖
- キッチン
- 洗面室
約15畳のリビングと4.5畳のスマート和室があります。和室の扉は常に開いていて広いリビングのような感じになっています。
なので20畳のリビングとして計算します。
2階は主寝室が8帖。
子ども部屋が2つそして書斎が1つです。
- 書斎1.8帖
- 子ども部屋4.8帖
- 子ども部屋5.3帖
- 主寝室7.8帖
室温に関係する家のスペック
室温に関係する家のスペックをご紹介します。
まずは窓ガラス。我が家の窓ガラスは複層ガラスつまり2枚ガラスです。
2枚ガラスでも充分断熱性はありますがさらに断熱性能高いトリプルガラスを採用すればさらに断熱性能が上がります。
トヨタホームで選択可能な窓ガラス:https://emerarudonoki-blog.com/window-glass-toyotahome/
我が家は「ZEH」仕様です。
※ZEH仕様にすると補助金が国から支給されます。
我が家は60万円の補助金をいただきました。
ZEH(ゼッチ)(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは、「外皮の断熱性能等を大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現した上で、再生可能エネルギーを導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した住宅」です。引用元:ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)に関する情報公開について – 省エネ住宅 | 家庭向け省エネ関連情報 | 省エネポータルサイト (meti.go.jp)
ZEH住宅会社をお探しの方はコチラから
スマートエアーズの稼働条件
スマートエアーズの稼働条件です。
我が家では基本的に暖房と冷房の2モードしか使用しません。
暖房
暖房の場合は10月後半から4月後半まで約半年間暖房の設定をしています。しかし10月と4月に関しては昼間はほぼ稼働していなく朝方少しだけ軽く稼働する状態です。
朝の寒い時間だけ稼働している
11月から3月の間はほぼ1日稼働している状態です。
僕の住んでいる長野県は冬場マイナス10度にもなる寒冷地です。
暖房はスマートエアーズだけを使用しています。そのため外が寒い時はかなり電力を使います。
冷房
冷房に関しましては5月後半から10月中旬まで使用しています。
基本的に昼間の稼働が多いです。夜もわずかに稼働していますが長野県は夜になると気温が下がります。
昼間35度位になっていても夜は25度くらいの気温なので、スマートエアーズは待機状態になっています。そのため、夜はほぼ稼働していないと考えて良いでしょう。
スマートエアーズは基本的に365日スイッチを入れっぱなしにしています。
しかし設定してある温度に室温が到達した場合待機状態になり自動で運転を停止してくれます。
消費電力モードゼロに近い状態になります。
【スマートエアーズ】1年間の電気代と消費電力合計
スマートエアーズだけの電気代を出すのは難しい部分があります。なのでHEMSのデータをもとに消費電力を算出し、そこから電気代を計算していきます。
HEMSは機器ごとに消費電力を記録しているのでかなり正確なデータが載っています。
また今回はスマートエアーズの電気代というテーマですので太陽光発電の電気を使っていないものとして考えていきます。
理由はスマートエアーズを採用していて太陽光を採用していない人もいるの為です。
1年間の消費電力
1年間の消費電力はこちら。
1年間の消費電力(1階と2階):4,019kWh
1年間の電気代
そして1年間の電気代はこちら。
電気代ですが、我が家の契約しているプランは昼と夜で電気代が違います。なので今回の計算は、
- 冷房=昼間の金額(28.52/kWh)
- 暖房=夜間の金額(16.30/kWh)
で計算します。
1年間の電気代(1階と2階):77,632円
月ごとの電気代と消費電力
次に月ごとの電気代と消費電力を解説します。やはり月ごとによって多い月もあれば少ない月もあります。
1階のスマートエアーズ
- 冷房=青
- 暖房=オレンジ
1階 | 消費電力(kWh) | 電気代 |
---|---|---|
2021年7月 | 108 | 3,080円 |
8月 | 123 | 3,507円 |
9月 | 47 | 1,340円 |
10月 | 81 | 2,340円 |
11月 | 185 | 3,015円 |
12月 | 392 | 6,389円 |
2022年1月 | 510 | 8,313円 |
2月 | 446 | 7,269円 |
3月 | 267 | 4,352円 |
4月 | 69 | 1,967円 |
5月 | 24 | 684円 |
6月 | 39 | 1,112円 |
7月 | 101 | 2,880円 |
合計 | 2392 | 45,534円 |
消費電力の合計:2392kWh
1年間の電気代は45,534円
2階のスマートエアーズ
- 冷房=青
- 暖房=オレンジ
2階 | 消費電力(kWh) | 電気代 |
---|---|---|
2021年7月 | 100 | 2,852円 |
8月 | 109 | 3,108円 |
9月 | 17 | 484円 |
10月 | 47 | 1,340円 |
11月 | 141 | 2,298円 |
12月 | 264 | 4,303円 |
2022年1月 | 356 | 5,803円 |
2月 | 276 | 4,498円 |
3月 | 133 | 2,167円 |
4月 | 36 | 1,026円 |
5月 | 13 | 370円 |
6月 | 38 | 1,083円 |
7月 | 97 | 2,766円 |
合計 | 1627 | 32,098円 |
消費電力の合計:1627kWh
1年間の電気代は32,098円
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スマートエアーズ各モードごとの消費電力と電気代
スマートエアーズには暖房と冷房の他にも2つモードがあります。
- 送風モード
- 除湿モード
この2つのモードの電気代はどのくらいになるのかということも検証いたしました。
計算方法は実際にそのモードでスマートエアーズを稼働しHEMSで瞬間消費全力を求めます。それを1時間稼働したとみなし1時間あたりの電気代を算出しました。
送風モードと除湿モードは気温によって運転の強弱がないので常に一定の運転をするので電気代は一定になると考えられます。
送風モード
上の画像は送風モード使用中のHEMSの画像です。「エアコン1」がスマートエアーズ。画像がわかるように99Wになっています。しばらく使っていましたが大体90W~110Wくらいの消費電力でした。
そこから1時間当たりの電気代を計算します。
送風モードの1時間あたりの電気代はこちら。
送風モード1時間当たりの消費電力:90W~110W
1時間当たりの電気代:3.13円
※電気代は昼間の金額(28.52/kWh)で計算。
除湿モード
上の画像は除湿モード使用中のHEMSの画像です。「エアコン1」がスマートエアーズ。画像がわかるように480Wになっています。しばらく使いましたが480Wからほぼ変化はありませんでした。
除湿モードの1時間あたりの電気代はこちら
除湿モード1時間当たりの消費電力:480W
1時間当たりの電気代:13.68円
※電気代は昼間の金額(28.52/kWh)で計算。
もし、我が家の空調がエアコンだった場合スマートエアーズと比較してどっちがお得なのか
我が家は空調にスマートエアーズを採用しています。しかし最初は各部屋にエアコンを取り付ける予定でした。
トヨタホームの家がすべてがスマートエアーズというわけではなくエアコンかスマートエアーズどちらかになるでしょう。
その時にどっちのほうがお得になるのかと疑問に思いませんか?が生まれたので実際にエアコンを採用した時を想定してどのくらいの電気代になるのか検証してみました。
※今回は電気代のみの比較となります。お得と言う点では初期費用やメンテナンス費用なども考慮する必要がありますが今回は考慮致しません。
検証していく
検証に使うエアコンは三菱ルームエアコンズバ暖を採用した物と仮定して計算します。
おそらくこれを採用知る予定だった
- 1階リビング20畳のエアコン「MSZ-FD6322S」
- 2階寝室8畳用エアコン「MSZ-XD2522」
- 2階子ども部屋6畳のエアコン「MSZ-XD2222」
- 2階子ども部屋6畳のエアコン「MSZ-XD2222」
- 2階書斎6畳のエアコン「MSZ-XD2222」
稼働条件はスマートエアーズと同じに設定。
計算方法
エアコンの年間電気代はカタログに記載されている「期間消費電力量」で計算できます。そこに電気料金を掛けることで年間の電気代がわかります。今回は下記の条件で計算。
期間消費電力量(kWh)×電気料金(22.41/kWh)
※電気代は昼間と夜間の平均値を採用。
結果がこちら。
エアコン種類 | 期間消費電力量 | 電気代(年間) |
---|---|---|
1階リビング20畳のエアコン「MSZ-FD6322S」 | 1986kWh | 44,506円 |
2階寝室8畳用エアコン「MSZ-XD2522」 | 728kWh | 16,314円 |
2階子ども部屋6帖のエアコン「MSZ-XD2222」 | 630kWh | 14,118円 |
2階子ども部屋6条のエアコン「MSZ-XD2222」 | 630kWh | 14,118円 |
2階書斎6畳のエアコン「MSZ-XD2222」 | 630kWh | 14,118円 |
そして、各部屋の電気代を合計します。
1年間の電気代合計:89,056円
※この金額は期間消費電力量を元に計算した金額です。
【結論】スマートエアーズのほうがお得だった
今回行った検証ではスマートエアーズの方がお得という結果になりました。
ただ今回はすべての部屋のエアコンを稼働させたときの条件になりますので普段使っていない子供部屋などを止めるとエアコンの方がお得になります。
今回の検証はエアコンのカタログ上の数値での計算です。実際に住んでいる方のデーターではないのでその点ご了承下さい。
ただ電気代だけを考えてエアコンにするのか、スマートエアーズ(全館空調)の導入を決めるのはやめた方が良いです。
理由はエアコン、全館空調をそれぞれメリットがあるからです。もちろんそれぞれデメリットもあります。
スマートエアーズのメリット・デメリットについてはこちら:https://emerarudonoki-blog.com/smartairs-meritto/
まとめ
いかがでしたか?
今回はスマートエアーズの電気代ついて解説しエアコンの電気代と比較したときにどっちがお得か検証し解説してきました。
スマートエアーズを採用するにあたっては電気代だけで見るのではなく初期費用や固定資産税なども考慮する必要があります。
例えば、エアコンには固定資産税はかかりませんが、全館空調固定資産税がかかります。
このようにエアコンと全館空調は比較するポイントが多くありますので電気代だけでの判断はやめましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。この記事を読んでいただき参考にしていただければうれしいです。
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